わたし、やまもとの日記

ブログ書いてみたかったんだって

2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

真っ直ぐなギャルを盗み聞きしたお話

まだ諦められない 隣にいるギャルは はっきりと ゆっくりと そう言った 彼女はまだ知らない この発言が 喉を揺らし 大気を震わせ 虫に感じさせ 草木が鳴き 風を起こし 人を動かし 星をも動かすことを 彼女の意思はぶれることなく まっすぐだった 例えそれが…

不可逆性のお話

もう、無理なのである 彼ら彼女らは、戻ることはできないのである 渋谷の若者たちだ 若者、という言葉に複数形を表す意味があれば 誰かに八つ当たりされた一斗缶みたく 視界が歪むことになるかもしれない とても好きな友がいる 彼となぜか緑地公園で遊ぶこと…

休みの日を待たなくなっていたお話

電車で隣に座っている女性が 膨らみのある空気をぼとりと落とした その形のないかたまりからは ぶどうの匂いがした すこしアルコールが含まれている 仕事をすこし遅くまでしていた私には すこし不快だった ただ、誰も悪くない 自分の人生だ、 自分の決めたこ…

知らないおじさんがラグビー日本代表だったお話

軽い 広尾の朝は軽い からっとしてる軽さではないが これはこの広尾というエリア独特の軽さだ 足取りは特に軽くはないが 等間隔に並んでいない緑コーンをみて 少し喉奥が痒くなる 痒いという字ほど 痒そうな感じがする漢字は無いと思うのは きっと私だけでは…

実は平等を提供していたお店のお話

よくカフェに行く もちろんカフェが好きだからだ 人間、嫌なのに行くのは 会社とつまらない飲み会だけだ 異論は認める つまらない、とはどういう漢字なのだろう 詰まらない、らしい そうですか そんなことはさておき、 女木島のカフェに行った時のお話である…

1人で瀬戸内国際芸術祭に行った話

初めて真面目に、言葉を連ねようと思う そして継続してみようと思う 何かを自分の意思で 続けたことはあまりないかもしれない ない だから自信がない 句点が嫌いだ 終わってしまう気がする 何が終わるかはよく分からないが 1人でいることは意外と好きだ。 色…