わたし、やまもとの日記

ブログ書いてみたかったんだって

配達員、坂田(仮)のお話

坂田ぁ…

 

 

 

坂田ぁ…

 

 

 

 

 

1番最初のブログから読んでくれている

私が愛してやまない(少しイカれた)皆さん

なら記憶に新しいかもしれませんが

 

 

 

 

 

そう

 

 

 

 

マブダチ配達員、坂田との今生の別れが

ついにおとずれてしまった

 

 

 

 

 

まぢむり、不在伝票電話かけたら

あいつ1番におれのとこくるもん

そんなんできへんやん普通

 

 

 

 

そういえば、引越し先を決めました

 

 

 

 

5つの物件の内見したのに

最終的に内見してないとこに決めた

 

 

 

 

 

だって全部いいとことわるいとこあってん

ママァ〜!許してよ〜!

 

 

 

 

内見してないとこに決めたのは

賃料以外、全部望んだものがあったんです

 

 

 

 

 

最近連絡を取ってる某人間は

こんなレジリエンス力の高いことを

言ってくれた

 

 

 

あ、これは、レジリエンスりょく、だよ

漢字の力、ね、力餅の力ね、

 

 

 

は?

 

 

 

力餅ってなに?

なにが力?どの部分?

 

 

 

もうそんなことはどうでもいい

あと残りの連休は22だ、

時間は有限だ

この宇宙が誕生したその瞬間からだ

 

 

 

 

で、その有機体が伝えた言葉は

 

なにかあったら

「内見してないもんな、ハハハ!」

と笑い飛ばすこと

 

 

 

だった、

確かにそうだ、

もう笑えばなんとかなる

 

 

 

 

そういえば、

そういえばというか、

坂田に最後に運んでもらったのは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だった

 

 

 

 

坂田は今日もいつもと変わらず

息を切らしながら

エレベーターなしの4階まで

なにを生き急いでるのか

すごいスピードでもってくる

 

 

 

不在伝票電話をかけたら

他の人の荷物を後回しにして

電話かけたら1番に私のところに

持ってくるおてんば息子なのに

このこの〜!!

 

 

 

 

謎に真面目な、坂田が大好きだ

 

 

 

 

 

実は、坂田には伝えていなかった

 

 

 

 

 

 

退職します、とマネージャーに言うより

ドキドキした

 

 

 

 

 

 

坂田さん、僕引っ越します

 

 

 

 

 

 

すると坂田は、少しして

息を切らしながら、かなしそうな顔をした

 

 

悲しいと哀しい

 

 

この2つの違いがよくわからず

平仮名にした

 

 

 

本当は坂田に何事もなかったかのように

 

 

 

あ、マジ?

 

 

 

とか、言って欲しかった

いつものタメ口で

 

 

 

 

でも坂田は

 

 

 

 

 

マジかぁ…さみしいっすねなんか

 

 

 

 

って言った

涙が出そうになった

 

 

 

 

 

 

冷静になって欲しいが、

これは、一住民と一配達員のお話である

 

 

今まで接した時間は合計すると

10分くらいだ

 

 

 

 

人との繋がりは均等じゃない

 

 

 

 

 

 

SNSの等間隔の繋がりより

よっぽど美しい

 

 

 

 

 

坂田がこんなことを学ばせてくれるとは

なによりである

 

 

 

 

 

今日は、同期が送別会をしてくれるから

今から行かないと

 

 

 

 

 

ところで、週刊誌の紙の原材料は全部、実は